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中延はもとより、西大井や西馬込、旗の台、荏原、戸越など近隣の方々のホームドクターとしてご来院いただいています。

禁煙外来

禁煙外来(きんえんがいらい)は、たばこをやめたい人向けに作られた専門外来の科目です。 ヘビースモーカーを対象にした一定の基準による条件付きではあるものの、条件を満たす喫煙者には健康保険の保険適用がされます。

タバコの害について

タバコの煙には、4,000種類以上もの化学物質が含まれています。
そのうち、発がん性物質は、なんと60種類もあります。
また、タバコの煙に含まれるニコチンは麻薬にも劣らない依存性をもつ薬物なのです。
ニコチンはヘロインと同じくらい、やめるのが難しいとのデーターもあります。
寿命についても喫煙を続けることで、10年間も短くなります。しかし禁煙することにより取り戻せます。
さらに女性の方は特に注意すべき事にタバコを吸っていると皮膚のハリがなくなってきて、目じり・口周りなどのしわが増えます。そのため、実際の年齢よりも老けて見えます。このような喫煙者に特有の顔を「スモーカーズ フェイス」といい、しわに加え、歯や歯ぐきの着色、口臭、白髪、頭髪の脱毛なども伴います。
このようにタバコはまさに百害あって一利なしのものなのです。

禁煙の効果について

健康面での効果として以下のような事があります
・咳や痰が止まった、呼吸が楽になった。
・味覚、嗅覚が鋭敏になり、食べ物がおいしく感じるようになった。
・衣服や部屋がタバコ臭くなくなった。
・カラオケで声がよく出るようになった。
・口臭がしなくなった。
・肌の調子がよくなった。
金銭面では
・現在1箱410円として1日1箱吸うと410X30=12300円も1ヶ月で節約できます
・現在1箱400円程度ですが諸先進国は600〜1000円です。日本の財政を考えると財務省は税金は取っても文句の出にくいところからとるというような方向で考えていると思われますので800円くらいまでは値上がりが予想されます。そうすると1ヶ月24000円です。やめるならば早い方がいいと考えられます。

タバコと病気について

タバコは以下の病気の発症のリスクを高めます。

・うつ病 
発症のリスクは吸わない方の2.9倍といわれてます。

・動脈硬化
タバコを吸う方は悪玉コレステロールが血管に沈着しやすくなります。そのため動脈硬化を発生しやすくします。

・高血圧
動脈硬化が進む事により発症のリスクは吸わない方の3.8倍といわれてます。

・糖尿病
発症のリスクは吸わない方の2倍といわれてます。

・メタボリックシンドローム
発症のリスクは吸わない方の1.3〜3.5倍といわれてます。

・バセドウ病
発症のリスクは吸わない方の4倍といわれてます。

・胃潰瘍
煙は胃にも入るため吸わない方に比べて胃潰瘍が3.4倍も生じやすくなります。そして胃潰瘍が治っても、タバコを吸う方の約半数が胃潰瘍を再発してし まいます。

・骨粗鬆症
喫煙すると「骨への血液供給が減る」「骨を形成する細胞(骨芽細胞)が生産されにくくなる」「カルシウムが吸収されにくくなる」などの理由で、骨密度が低下するためです。その結果、骨折しやすくなります

・脳卒中
タバコを吸う方が脳卒中で死亡するリスクは、吸わない方に比べて、男性では1.8倍、女性では2.8倍です。

・心筋梗塞
タバコを吸っていると動脈硬化が進みやすくなり、冠動脈も詰まりやすくなります。そのため、タバコを吸う方は、吸わない方に比べて心筋梗塞が起こるリスクが高まります。調査では、タバコを吸う方の心筋梗塞のリスクは、男性では3.64倍、女性では2.90倍です。

・ぜんそく
当たり前の事ですがぜんそくは気管支(肺への空気の通路)の病気です。気管支に有害物質を含んだ煙が入る訳ですから症状は当然悪化します。

・がん
タバコの煙が触れる肺、口腔や咽頭、喉頭は喫煙により、がんが生じやすくなります。また、タバコの煙が触れない「胃」や「肝臓」などのがんも、喫煙によってリスクが高まります。

・COPD
COPD(Chronic Obstructive Pulmonary Disease:慢性閉塞性肺疾患)は、呼吸がしづらくなる呼吸器の病気で、タバコ病とも呼ばれます。咳やたんが気になったり、階段を上るだけで息が切れたりする方は、COPDの可能性があります。COPDの方がタバコを吸い続けると、症状は悪化の一途をたどります。しかし、早い時期に禁煙すれば健康な人と同様の生活を送ることもできます。COPDの治療の基本は「禁煙」です。

・肺炎
タバコを吸っていると線毛の働きが鈍くなり、病原体が肺に届きやすくなるため、肺炎になるリスクが高まります。発症のリスクは吸わない方の3倍といわれてます。

・妊娠、出産への影響
喫煙による悪影響には、赤ちゃんの低体重のほか、胎盤の異常や流産・早産などもあり、妊娠中の禁煙は必須といえます。さらに、タバコを吸っていると不妊のリスクも高まります。赤ちゃんを望んでいる方は、「妊娠してから……」と考えずに早い時期から禁煙しましょう。
また、妊娠中の女性のそばでタバコを吸うと煙による副流煙の効果で女性がタバコを吸っていないにもかかわらず喫煙しているのと同じ効果があります。またベランダ等で吸ってもすぐに室内に戻れば衣服等についた煙の有害物質により一緒に生活する方は喫煙するのとほぼ同じということになってしまいます。家庭の平和を守るためにも奥様が妊娠したならばご主人も禁煙したほうがよと言えます。

・乳児突然死症候群
母親が妊娠中にタバコを吸っていた場合、乳幼児突然死症候群(SIDS)のリスクが高くなります。また、赤ちゃんが産まれた後に母親や父親がタバコを吸っていても乳幼児突然死症候群(SIDS)は起きやすくなり、両親ともタバコを吸っている乳幼児では、両親とも吸わない乳幼児に比べて乳幼児突然死症候群(SIDS)のリスクは10倍にまで高まります。

・ED
タバコを吸う方は、EDのリスクが高まります。EDのリスクは1日に吸うタバコの本数が多いほど高まり、タバコを吸わない方に比べて1~10本吸う方では1.27倍、11~20本では1.45倍、21本以上では1.65倍まで増えると報告されています。

当院では保険適応による禁煙治療が受けられます。

(条件があります)
詳しくは当院受付にお訪ねください。

TEL:03−3784−0128